株主還元の考え方 [投資]

日本企業は従来、業績に関係なく安定的に配当を行っていくことを重視して、1株配当に対して毎年一定の金額を配当として支払う傾向にありました。
しかし、最近は企業が各年度で生み出した最終利益である「当期利益」の一定割合を、配当していこうという企業も出てきています。
これは当期利益に対する配当金額の比率である配当性向を一定に維持して、株主に業績に応じた還元を行っていこうという考え方から出てきているものです。

これに対して、米国企業の中には、配当性向を一定に維持しながら、さらにキャッシュの余剰分がある場合には自社株買いによって還元したり、フリー・キャッシュフローの一定割合を株主に還元していこう、という考え方を採用している企業もあります。

ただ、成長期にあり、先行投資が必要な企業では、配当をせずに株主へのキャッシュの還元は自社株買いだけで行っているケースもあります。

こういった会計に関する知識を、しっかりと習得しておくことによって、確実な投資につながるのです。


タグ:投資 会計
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